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【書評】このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法

2018年9月16日にアップした記事ですが、
2018年9月19日に「筆者の考え」と「類書との違い」を追加しました。

自分は全然転職する気がないのだが、
なぜだかこの本を手に取ってしまった。

そして、物語調だったこともあり、
数時間でサラッと読み切ってしまった。
とても読みやすくも、転職に必要なポイントが抑えられている書籍だった。

概略 ーこのまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法 ー

この書籍、「青野さん」という若手社員を主人公とした、
物語調で進んでいく。

「青野」という名字から、勝手にサイボウズさんの経営者の方がイメージされ、
ずっと青野さん(サイボウズ)に脳内変換されていた笑

青野さん

ぼやっとしながら新卒で入った会社に務めている青野くん。
ある日、本屋で昔にあった転職エージェントの女性にばったり出くわす。
そして、その女性から

「今の上司の黒岩という人物にぜひあってほしい。絶対に損はさせない。」

という強い要望を断りきれず、渋々黒岩と呼ばれる人物に会うことに、、、。

概要

『このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法 』
北野唯我氏 著
ダイヤモンド社

そんなあなたに読んで欲しい

新聞を広げるビジネスマン

・転職を検討している方
・転職エージェントに言われるがままに転職活動をしている方
・現状の会社でなんとなくやりがいをかじられず、モヤッとしている方
・人生の方向性がわからず、悶々としている方
・同期や近い年代の転職を見て、どことなく焦っている方。

この書籍はこんなあなたに読んで欲しい。

少しでも当てはまったら、
本屋さんの立ち読みでもいいので、見てもらえると
きっとヒントがあるのでは?

読んで得られるもの

たんぽぽを差し出す手

・転職するべき会社、マーケットを見極める能力
・面接の際に聞くべき3つの質問
・自分のマーケットバリュー(市場価値)
・パートナーへの相談の仕方
・働くことへの希望、肯定的な考え方

この書籍を読むあなたが何人悩んでいるかはわからない。
ただ、上記のポイントは少なくとも得られるはず。

転職を一切考えていない僕が、なぜ読もうと思ったのか

僕はもう転職する気ないんですよね。
というより、そもそも今は独立して会社の事業主なので
「転職」という表現がそもそも適切ではないかもしれないけど笑

収益不動産を10億円買って、
お金を空気にするという目標が定まっているので、
人生の方向は全然ぶれない。

で、それなのになぜ読もうかな?と思ったかというと、
このページが目に止まってしまったから。

転職の思考法 目に止まったページ

「その上で君に問いたい」
黒岩がまっすぐ目を見て、言った。

「君は何がしたいんだ?

このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法

本当にたまたまペラっと本をを開いたら、
このページで止まった。

こういうそもそも論というか、生き方の問いかけ、弱いんですよね〜!!笑

このセリフがどのような背景で言われたのか?
その裏にどういうメッセージがあるのか?
がとても気になった。

なぜ売れているのか知りたかった

こちらの書籍、Amazonでも1位を取っているし、
電車のなかの広告も結構目立つように打ち出している。
(ちなみに、電車の広告ってめっちゃ高いんですよ。数百万円単位、、、)

なので、今ヒットしているんだろうなということは知っていた。
売れているということは、当然だが買ってくれている人がいるということで、
ニーズがある人がそれだけ多いということ。

自分は幸いにも人生の目的や目指すべきものが見つかったが、
多くの人はもやっとしていると思う。
そして、その解決方法のひとつがきっと「転職」なんだろうなと。

ちょっと角が立つ言い方だが、
世間一般の人がどういうことを考えているのか?が、
この本を通して知れることを期待して買ってみた。

物語調でさらっと読めそうだったから

転職自体にはさして興味がなかったのだが、
パラパラめくってみると、
どうやら物語調で書いてあるようだ。

もともと小説好きだったこともあり、
ちょっと息抜きに読んでみようかな。
さらっと読めそうだし。

と思ったのも購入の動機のひとつ。

印象に残った部分

開かれた本

こちらの本、読んでいると新卒で働いていた広告会社時代のことが
フラッシュバックする。

初めて働いた会社だし、初めて退職願を届けた会社でもあるので、
そりゃそうだよなとも思いつつ 笑

「うんうん」と頷ける部分が多かった書籍でした。
下記に印象に残った部分まとめます。

自分も、メリットのない営業にうんざりしていた

「君の性格から考えるに、誰よりも製品のことは勉強しているはずだ。
一番わかっているのだろう?」

何も言葉が出なかった。
営業にとって一番つらいのは、自社のサービスに自信が持てないことだ。

このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法

そう! そうなんですよ!!
と、スタバで読んでいて思わずうなずいた。
(そして周りに不審がられた)

そりゃ、新卒で入ったばかりの頃は何もわからず、
とにかく会社に貢献したい一心だったので、
右向け右!で言われるがままに動いてきた。

最初は名刺交換すらわからず、99%くらいが未知のこと。
なので、日々遂行することが精一杯で、
いろいろ考える余裕なんてない。

そもそも自信を持って営業できるだけの知識も、スキルもなかった。
ただ、それも2年目くらいになると、日々の仕事にはだんだん余裕が出てきて、
「ん?これって」と考える余裕が出てくる。

「今の会社って、顧客に対してどんな価値提供出来ているんだろう?」
「この要望だったら、競合他社の方が価値が高いんじゃないか?」

これは、途中から自分がよく考えていたこと。
そして、その疑問がどうしても埋まりきらず、自分は転職した。

やっぱりなんと言ってもマーケット

君は、不思議に思わないか?
金融業界の人間が20代で2,000万円稼ぐ一方、
ウエディング業界の人間は30代後半でも200万円で働いている。

両者は同じくらい忙しい。でも、10倍も給与が違う。なぜだと思う?

このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法

これも、スタバで唸った 笑
そうなんですよ。「どのマーケットを選ぶか?」は年収を考える上でめちゃくちゃ重要。

「どの業界だって、社長はめっちゃ稼いでいる。
だから、上に行けば給与は上げられるでしょ!!」

これは大学時代の自分が公言していたこと。
はっきり言いましょう。間違っていますと。

業界ごとにどのような収益構造になっているのか?は全然違う。
小売業のように薄利多売の構造もあるし、
コンサル業のように高単価の構造もある。

確かに社長という経営者というポジションに行けば、
どの業界でも稼げるかもしれない。
従業員と経営者では性質が異なるため。

しかし、一般社員として働くのであれば、
平均年収が高い業界の方が稼ぎやすいに決まっている。

「前職の人、全員年収2,000万円だよ、、、」

これは自分が売買仲介業に転職して、まず思ったこと。
転職先は最低でも年収が2,000万円の営業社員しかいない会社だった。

入る前は、「さぞとんでもない人たちがいるのだろう」と思っていた。
しかし、実際に入って仕事ぶりを間近で見ていると、
どうにもそんな特別な人たちには見えない。

そして、その会社は1年半ほど働いたが、
最後までその感想は変わらなかった。

つまり、「年収の差を生み出している要素」は
個人の能力ではなく(それももちろんあるが)、
「どのマーケットの所属しているか?」が大きいということ。

新卒で入った会社の働き方で不動産業界にいたら、
本当に全員2,000万円は軽く超えられると思う。

決算書だけじゃ会社はわからん

あぁ。まず、転職する際に会社の財務状況を見るのは当たり前だ。
だが、最近は財務情報が必ずも役に立たなくなってきた。
具体的に言えば、最近のビジネスでは、経営上いちばん重要な資産がBS(バランスシート)に計上されないケースも多い。

たとえば、フェイスブック。
あの会社の強みのひとつは、全世界に広がる個人情報と、その膨大なコンテンツデータだ。
だが、そのデータは、BSに現れない。

誰も明確な値付けが出来ないからな。

このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法

この「会社にとって重要な資産を見逃す」というのは、
『あれか、これか』で読んでいたので、
やっぱりそうだよな〜!と同意。


『あれか、これか――「本当の値打ち」を見抜くファイナンス理論入門 』
野口真人著

僕は起企業にとって人は最大に重要な資産だと思っている。
が、会計のバランスシートには、「コスト」としか計上されない。
だから、会計を見ているだけでは絶対に見逃す。

感銘を受けている本に書いてあった内容が、
今回の本にも出ていて、
やはり重要なことなんだなと。

選択肢がないと人は奴隷になる

「なるほどな。だが、ひとつだけ忘れるな。
君は弱いんじゃない。ただ、選択肢を持たなかっただけだ。」

(中略)

「なぜなら、その職場以外に居場所がないと思っていたからだよ。
追い詰められたかれは、とうとうある日、スーツの胸ポケットに辞表を忍ばせた。
もちろん、上司に出すつもりだ。

ただ、結果的に彼は辞表を出さなかった。」

(中略)

「その日初めて彼は言えたんだよ。理不尽な上司に、ノーとな。
『会社を辞める』という選択肢を手にしたからだ。」

このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法

このフレーズを読んで、今度はこちらの書籍がフラッシュバックした。


『ビジネスパーソンが介護離職をしてはいけないこれだけの理由』
酒井穣著

この介護の本は転職と関係ないが、
「選択肢がひとつだけの状態の時、人は奴隷になる」
というニュアンスが書かれている。

こちらの書籍では「介護の時」
今回の書籍では「転職の時」。

それぞれシーンが違っていても、
同様のことが書かれているということは
「選択肢を持つ」ということは、人生にとって重要なことなのだなと。

なぜ、資産数十億円の不動産投資家が会社をやめないのか?

これ、実は不動産投資にも結びつく。
不動産投資で資産を順調に拡大していくと、
数億円〜数十億円くらいになる。

それくらいの資産規模になると、
手残り家賃収入は数千万円〜数億円規模に。

これだけ稼いでいるサラリーマン大家さんも、
一定数、会社をやめない人がいる。
ちょっと不思議じゃないですか?

話を聞くと、サラリーマンをやめない人のほとんどが
「逆に仕事が面白くなった」と言う。

噛み砕くと、
・いつでも会社をやめられるということ
・自分のほうが上司より遥かに稼いでいるんだということ
などの理由で、心にゆとりができる。

そして、そのゆとりを持つことで、
やりたくない仕事にはきっちりノーといい、
やりたい仕事にフォーカスできる。

やりたい仕事に集中しているから、
結果としてパフォーマンスも上がる。

ということらしい。
確かに、「いつでもやめられる状態」であれば、
会社員生活も一味違ったものになると思う。

北野さん(筆者)の考え

本書の全体を通して
転職するというカード(今の会社ではない選択肢)を持つことで、
もっと自由に人は生きることができる」
というメッセージを感じた。

闇雲に転職を斡旋するわけでもなく、
さりとて今の会社に残った方が良いという主旨でもない。

複数の選択肢を持つことで、
転職or現職 のどちらを選択したとしても
もっと良くなることができる。

「依存しない」ということは、人を強くすると、僕も思う。

「なぜ、この本を書いたのか?」
と問われたら、私はこう答えます。

すべてのはたらく人が「いつでも転職できる」という交渉のカードを持てば、
結果、今の職場も絶対に良くなると確信しているから。

このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法

類書との比較

正直、転職本はほとんど読まないどころか、
今回がはじめてかもしれない。
なので、正確な比較ができる自信はない。

しかし、本書は単なるテクニック論ではなく、
タイトル通り「思考法」、考え方にフォーカスされている点が、
客観性が保たれているなと感じた。

むしろ、
「面接ではこう話せ」、「服装はこうした方が良い」など
表層的なテクニックはほとんど紹介されていない。

そのため、そういったことを知りたい人には向いていない書籍だろう。
ただし、それより大事に考え方を学べる。

合わせて読みたい

窓際の本

『あの人はなぜ、東大卒に勝てるのか―――論理思考のシンプルな本質』
津田久資氏 著


『転職の思考法』の中に、
マーケットバリューとパフォーマンのバランスについて
説明されている。

こちらの『東大卒に勝てるのか』の中でも、
どのマーケット、どのレベルで戦うのか?
という部分が説明されている。

また、転職を考える上でも必須になる、
個人の能力についても
どう、向上させれば良いのか?勉強になることが多い。

『あれか、これか――「本当の値打ち」を見抜くファイナンス理論入門 』
野口真人氏 著


前述でも紹介したが、
企業の価値を見抜く能力を上げるために
こちらの書籍は読んでおいたほうが良い。

そもそも、著者の野口が経営するプルータス・コンサルティングさんは
独立系の評価機関である。

M&Aを行う際に、
その企業はいくらが適切なのか?を見抜く仕事である。
その会社の経営者の方が書いた本が役に立たないわけがない。

『私はいくら?』
野口真人氏 著


こちらも、ひとつ前にご紹介した野口氏が書いている書籍。
その名も『私はいくら?』。
こんなにもストレートに転職に役立ちそうなタイトルの書籍があるだろうか笑

内容も、この一言にまとまっているが、
私の価値はいったいいくらなのだろうか?がよくわかる書籍。

会計ではなく、ファイナンスを使うことにより、
現在の自分の値付けができるようになる。

『ビジネスパーソンが介護離職をしてはいけないこれだけの理由』
酒井穣氏 著


こちらの書籍も、ブログ中で紹介した。

内容は高齢化社会や介護について書かれているのだが、
「選択肢」については、本書籍ととてもマッチすると思い、
紹介に上げさせてもらった。

主な内容は介護について書かれているのだが、
その「選択肢」の重要性がとても良くわかる本で、
自分は「人生に必要な考えを教えてくれる啓発本」と捉えている。

最後に ー新卒同期よ、大丈夫かー

この書籍を読みなが、まずそう思った。

おそらく、勝手に自分が危惧しているだけで
会社にとどまって活躍している人もいるし、
もう転職してどこか別のフィールドで頑張っている人もいるだろう。

ただ、自分がいた時は、
自分の市場価値や将来性などを考えている人が少ない印象だった
だからこそ、そんな同期たちに読んでもらい、と思える本だった。

同様に、(冒頭でも記載したが)
なんとなく今の会社で働いている人や、
転職しようとしている人もぜひ読んでもらいたい。

ちなみに、この記事がこのブログでのはじめての書評記事となった。
書評を書きたい本は山ほどあるのだが、
やろうやろうで後回しになっており、、、笑

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