2018年5月31日にアップした記事ですが、
2018年6月4日に北九州銀行合さんの追加情報が入ったため、
更新しました。
大分県別府市の中古RC物件を扱うことがあり、
別府市周辺の金融機関を開拓したので、
情報アップします。
ちなみに、上のアイキャッチ画像は
別府の温泉街の夜景です笑
普段は一都三県の金融機関を開拓することが圧倒的に多く、
九州の金融機関は本当に初めての開拓。
始めるまでは、見知らぬ地方なので腰が重かったが、
いざ始めると、新しい情報がどんどん入ってきて
やはり楽しいから不思議である。
それぞれ突っ込んだ話はできなかったため、
一覧で記事にしているが、
情報集まってきたら、
一つ一つの銀行で記事作成予定。
開拓を行った金融機関
今回は
- 福岡銀行
- 北九州銀行
- 福岡中央銀行
- 飯塚信用金庫
- 横浜幸銀信用組合
- りそな銀行
に打診をした、
※同一銀行の他支店は区別せず。
今回はあまり数がなかった。
本当は他にも打診したい金融機関さんがあったのですが、
競合とのバッティングのため、
上記銀行しか打診できず。
打診した物件
今回打診した物件は、
・築15年の鉄筋コンクリート造
・大分県別府市
・5億円弱
というスペック。
物件価格が高額のため、
ちょっと金額面だけちょっと苦戦するかなと思ったが、
それ以外は利回りもよく、いい物件。
入り口で可能性があった金融機関は?
結論から言うと、入り口で取り上げてくれた金融機関は、
- 福岡銀行
- 北九州銀行
- 飯塚信用金庫
- 横浜幸銀信用組合
の4つの金融機関。
それぞれ、特徴などを見ていこう。
福岡銀行
2支店に相談をしたが、
後から電話をした支店の担当さんが
親身に相談に乗ってくれた。
物件だけで審査可能ということだったため、
まずは資料を送付して、反応待ち。
※返答が来た際に、詳しい融資条件についてヒアリングし、
その後記事更新します。
一人ひとりが看板を背負っている
今回は2支店に打診をしたのだが、
最初に電話をした支店の担当さんが、
どうにもこうにもやる気がない、、、。
ここ最近相談した中では、圧倒的に印象が悪かった。
「行員一人ひとり別の人間」というのは理解しているが、
こういう対応を受けると、
やはりその銀行そのものの印象がとても悪くなる。
前職時代から、「組織に所属することの意味と責任」については
よく考えていたが、
いざ直面すると、反面教師として気をつけよう、、、。
今回は、悪い印象を与えられる側だったが、
こういう体験をすると、
「**(会社名)さんは二度とこないでよ」
と目の前で名刺を破いた、
前職時代の営業先人の気持ちもわからなくはない 笑
とはいえ、名刺破くのは流石にやめたほうが良いと思うが。
北九州銀行
北九州銀行の担当さんも、
感じよく案件内容をヒアリングしてくれた。
2018年6月4日に、
物件評価の詳細をヒアリングできたため、
下記情報更新します。
狙うべき利回りは?
ひとまず8%あれば問題ないとのこと。
ただし、ヒアリングした感覚的には、
9%ほどないとときついかもしれない。
担保割れを埋める資産を持っていると
確度が上がる
銀行内のシミュレーションで、
担保割れした部分と同額以上の資産を持っていれば、
組み立てしやすい。
例えば、10,000万円の物件で、
物件担保が8,000万円しか取れないとする。
その場合は2,000万円〜3,000万円の資産を持っていると確度が上がる。
これは、どこの銀行でも言えることだが。
等価交換で、リスクヘッジできるのであれば、
銀行は貸してくれる。
評価方法は?
収益評価。
まず、物件が回るか回らないかが大事。
マイナス終始物件は相当厳しい。
保全を取れるかどうか?
も大事だが、それよりもまずは物件で収支がプラスになるかどうかが大事。
シミュレーション
①大規模修繕も加味する
具体的な係数(%)は定まっていないが、
融資期間に大規模修繕が発生すると仮定して、
シミュレーションに加味する。
1,000万円単位で、ざっくり計上。
②空室率は20%想定。
基本的には、20%の掛目を入れて評価する。
その後、10年毎に10%空室が増加する想定でシミュレーションする。
30年融資だとすると、
20年目から、10%の空室が加算される。
ただし、家賃保証がある物件であれば、
これは適用されず、評価してもらえる。
店舗はウェイトが重たい
今回はテナントが入っている物件だったが、
オールレジデンスの物件に比較して、
評価が厳し目になる。
一般的にテナントのほうが賃料が高く設定されているため、
「抜けた場合」のダメージが大きいからというのが理由。
飯塚信用金庫
収益用不動産に対しての融資はしているが、
今回はNGとのこと。
理由は、
・物件が高額
・利回りが低い
・耐用年数が、銀行目線であまり残っていない
というもの。
ただし、目線をヒアリングできた。
融資期間
一般的な法定耐用年数に7掛けをして、
経済耐用年数を算出する。
そのため、融資期間の考え方が非常に厳しい。
W・・・20年。ただし、劣化対策等級を取得していれば30年の融資が可能。
S・・・30年から掛目を入れるため、20年ちょっと。
RC・・・32年ほど。7掛けの掛目を入れるため。SRCは33年みれる。
最長融資期間
30年。
木造物件で、劣化対策等級を取得していれば、30年引っ張ることが可能。
物件評価方法
収益還元評価。
空室率や金利上昇などでストレスを掛けて評価する。
目線としては、
8%だと厳しく、
8.5%〜9%で土台に乗るレベルとのこと。
理由としては、もともと地主をターゲットにしている為、
建物だけの利回りで考えるため。
それは、利回りの目線は高くなるのは仕方がない、、、。
土地を所有していて、上モノだけであれば、
利回り10%は普通に出せるから。
融資割合
物件価格×90%が多い。
100%ローンも出すことも有るが、
その場合は預金移動などの協力が必要。
横浜幸銀信用組合
(九州幸銀信用組合)
お住まいと、物件所在地が離れている案件は
あまり多くはないとのこと。
ただし、
「収益物件の相談についてはウェルカム」
と言って頂け、こちらも返答待ち。
可能性がなかった金融機関と
その理由
上記、羅列した金融機関以外は入り口でお断りだったり、
明らかに融資条件が合わなかったりという理由で断念した。
ただし、物件を変えれば可能性がありそう。
福岡中央銀行
今回は、「物件が遠方過ぎる」という理由で入り口NG。
収益不動産については、取り扱っていないわけではないため、
今回は相性が悪かった。
福岡県外の物件だと厳しい遠こと。
「なにかあったら連絡しますよ」と自分の電話番号を聞いてくれ、
非常に好印象の方だった。
りそな銀行
りそなさんは、大分県別府市がエリアNGということで、
ストップ。
福岡県など、隣接には支店があったが、
大分県には支店がなかったため、エリアNG。
開拓をした感想
前回の大阪開拓に引き続き、
[clink url=”https://sakino-blog.com/loan-information-of-kansai-osaka-area/”]
やはり開拓は、「やるまでしんどいが、やったら楽しい」に尽きる。
一都三県は、かぼちゃの馬車騒動で、
金融機関が軒並み閉まっているが、
首都圏以外は、そこまで影響を受けて居ない印象。
とはいえ、やはり話題にはでるが、、、。
逆に、初めて話す担当さんとのアイスブレイクに使えるため、
ありがたいといえばありがたいが笑
腰が重たい理由
これは正確の問題も大きいが、
アクセル踏み込むと楽しくなるのだが、
踏み込むまでが、とても面倒に感じてしまう。
理由はいくつか考えられるが、
「タスクが漠然としている」状態は嫌う傾向にあることが、
なんとなくわかってきた。
「打診するべき物件の内容やお客様の内容などを理解し、
打診先がリストアップされている」
状態まで持っていけると、とてもやりやすい。
ということで、
なんとなく自分の特性がわかってきたので、
より効率的に情報をとっていきたい。
ぜひコメントお願いします!