2018年4月16日にポスト下記事ですが、
2018年7月17日に文言追加と、見出しなどのデザイン変更をしました。
株式会社商工組合中央金庫、通称「商工中金」の
融資の情報が入ったので記載します。
特徴
半民半官の金融機関。
資本構成が半分は政府から、
もう半分は民間の会社が保有をしているとのこと。
それ以外は一般の金融機関となんら変わりはなし。
中小企業向けへの金融機関という位置付け。
融資期間
最長が20年。
ただし、20年出れば相当いい方とのこと。
そのため、CFを残そうとすると中古で利回りが高いRCなどが相性がいい。
対象属性
いわゆるサラリーマン大家ではなく、経営者の方が取り組みをしやすい。
案件ごとの「プロジェクトファイナンス」というよりは、
融資対象者を審査する、「コーポレートファイナンス」に近い審査方法。
エリア
支店があるエリアに住んでいれば(もしくは勤務している)
取り扱い可能。
ただし、物件と人が同じエリアにあることが望ましいとのこと。
債務者・・・東京
物件・・・北海道
などのパターンでも取り扱いが絶対不可能ではない。
しかし、物件管理を、「債務者に近い支店」が行うか、
「物件に近い支店」で行うかの判断が難しくなる。
審査方法
資料だけでもみてくれるが、
基本的には債務者の定性評価が大きい。
そのため、初期段階(物件持ち込み)での店舗への面談が必要になる。
自己資金割合
何%という規定はない。
が、40%〜20%ほど入れるケースが多い。
フルローンは厳しい。
余談、印象
初期段階での面談は一見、面倒に感じるが
不動産オーナーが初期段階で定性部分を評価できる機会をもらえるということは、
捉え方によっては非常に有利なポイント。
物件資料だけで積極的に物件をみてくれる金融機関は、
手間がかからないのでありがたいが、
慣れている分だけ資料だけの足切りが早い印象がある。
資料だけで切られてしまっては、
ずっとアピールの場面がない。
悪く言えば手間がかかるが、よく言えばチャンスをもらえる印象。
今後の不動産賃貸市況は投資家が、自ら動かないといけなくなると予想しているため、
この流れは避けられないだろう。
打診するべき人、狙うべき物件
狙うべき人
「中小企業を支援する金融機関」という立ち位置から
サラリーマン大家ではなく、経営者の方が相性がいい。
※サラリーマン大家が入り口NGではない様子
狙うべき物件
物件については、法定耐用年数を超過しての融資は望めず、
融資年数も最長20年のため、
10年〜20年経過した、鉄骨、RC物件で、
利回りが10%以上の物件が当てはめやすい。
現在(2018年4月)の市況だと、
フィットする物件が 見つかりづらい。
しかし、今後物件価格が下がってくることが予想されるため、
融資期間20年でもCFが残せる物件が出てきた時に、
効力を発揮する金融機関だと感じた。
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